アロマテラピーの基礎



Le plaisir est essentiel.
大切なのは愉しむこと。
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No.30 アロマテラピーの愉しみ方 最終回【vol.21 小麦胚芽油】 (2009.12.12)

このコーナーでは自宅や職場でアロマテラピーを楽しむ方法についてご紹介していきます。
エッセンシャルオイルを使ったトリートメントは、自分自身のためにも行うことができます。
エッセンシャルオイルを希釈する(うすめる)時などに使用する、「ベースオイル」と呼ばれている植物オイルを個別に紹介していきます。第7回目はビタミンを豊富に含み、アンチエイジングにも期待の持てる【小麦胚芽油(ウィードジャムオイル)】です。粘り気があるので、マッサージに用いる時には他の植物オイルにブレンドして使用すると良いでしょう。
小麦胚芽油(ウィードジャムオイルとも言う)は、ビタミンEを豊富に含み、アンチエイジングや疲労回復などのためのサプリメントとしても薬局で販売されています。肌のためのマッサージ、パックなどの外用として使うこともできます。健康維持のために、毎日小さじ1杯の小麦胚芽油(常温搾りで高品質な食用可のもの)の摂取をすすめる自然療法家もいます。
その名のとおり、小麦の胚芽部分を圧搾して得られるのが小麦胚芽油です。小麦は収穫されると、貯蔵のために胚芽を除去してしまいます(胚芽を除去しない未精製の小麦もありますが)。
胚芽は、酸化のスピードが速いため、つけたままにしておくと小麦も劣化が早まってしまうのです。
しかし、胚芽のような穀物はこの胚芽から芽を出すとおり、植物の命の源がぎゅっと濃縮されて詰まっている部分でもあるのです。
油そのものは、粘り気があり香りもクセがあるので、特に外用の場合は小麦胚芽油100%で使用するよりは他の植物オイルとブレンドして使う方が使いやすいでしょう。その場合、他のオイル90%に対し、小麦胚芽油10%を目安にしてください。
また、外用の場合には衣類の変色にもご注意ください。


<プロフィール>
 学名:Triticum aestivum
 科名:イネ科(Poaceae)
 主栽培地:世界各地
 採油方法: 胚芽を常温搾りして採取
 色:黄金色、オレンジから赤味を帯びた色
 匂い・味:クセがある。穀物を連想する香り。
 性質:乾性
 品質保持期限:限られる(目安:3か月。開封後はさらに早く使うこと。酸化臭がしたら終了)
 適用:外用・内用
 注意:高温で加熱すると、栄養素が壊れるため避ける。


「アロマテラピーの基礎」は、今回をもちまして最終回とさせていただきます。
No.1から30までを読んでいただくと、アロマテラピーについての基本的な部分がおおよそ、わかるように執筆してきましたがいかがでしたでしょうか?
今後は、以下メールマガジンの内容、そしてブログにてより実践的な話題や情報をお伝えしていきたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。
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